結論:不安なのは当たり前。でも1年で景色は変わる
内定は出た。でも、大手で本当にやっていけるのか——。
その不安、私も全部経験しました。だから先に結論をお伝えします。
慣れるまでには、およそ1年かかりました。半年目には「これはきつい」と感じた時期もありました。それでも乗り越えられたし、振り返れば、あの1年が自分を大きく成長させてくれました。
この記事では、入社前の不安、実際にきつかった時期、そしてどう乗り越えたかを、包み隠さずお話しします。これから大手に飛び込むあなたの「心の準備」になれば嬉しいです。
入社前、私が抱えていた不安
入社前の私の頭の中は、こんな不安でいっぱいでした。
- 新しい職場の人間関係がうまくいくか
- まったく知らない世界のことを、いきなり理解してアウトプットが出せるのか
- 自分の理解が本当に正しいのか、確かめる術もない
実際、入社してみると製品知識はそれほど詳しいわけではなく、初めて聞く言葉の連続。そして、中身が理解できたからといって、その職場で求められている成果をすぐに出せるわけではありません。
しかも、中途入社は期待値が高い。それがゆえのプレッシャーもありました。
もしあなたが今、同じような不安を抱えているなら、それはごく自然なことです。手探りは、誰でも通る道です。
「大手は大変だよ」は本当だったか
転職前、最初の会社の先輩に言われた言葉です。
結論から言うと、当たっていました。大手では、若手にも責任の大きな仕事がどんどん任されます。その意味で「大変」は事実です。
でも、悪いことばかりではありませんでした。
仕事の達成感や責任感は、確実に自分のスキルアップにつながりました。そして、若い人たちが大きな仕事を任されて頑張っている姿は、自分にとっても刺激になったのです。
「大変」の中身は、理不尽な大変さではなく、成長に直結する大変さでした。これは入ってみて初めて分かったことです。
一番きつかったのは、入社半年目だった
正直に書きます。入社して半年ぐらいの時期が、一番きつかったです。
日程が限られている中で、あれもこれもと要求が降ってくる。すべてが初めての環境で、ずっとその職場にいる人と同じアウトプットなど出せるはずがありません。専門知識はあっても、新しい職場の勝手が分からないのです。
そこで私は、思い切って言いました。
「一方的に言われても、そのままじゃできないよ」
すると、上司の接し方が変わってきたのです。「いきなりは難しいんだね」ということが、少しずつ理解されるようになりました。
これは大きな発見でした。上司や指導してくれた先輩方に、私の状況を理解してもらう。そのためには、我慢して抱え込むのではなく、きちんと伝えることが必要だったのです。
以前の記事で「辛かったら打ち明けることが大切」と書きましたが、その原点はこの経験にあります。
慣れるまで1年。その理由には法則がある
「もう大丈夫だ」と思えるようになったのは、2年目くらいからでした。つまり、慣れるまでに1年かかったということです。
なぜ1年なのか。これには理由があります。
仕事というのは、ひととおり最初から最後まで回して、初めて全容が見えてくるものだからです。1周すれば、あとはその繰り返し。言われている言葉や概念も分かるようになり、製品知識もついてくる。徐々に、確実に、慣れていけます。
だから、最初の数か月で「自分はだめだ」と判断しないでください。1周回るまでは、分からなくて当たり前なのです。
大手でやっていくために、本当に必要なもの
1年を乗り越えて分かったことがあります。
どんなに小さな会社でも大きな会社でも、やっていることは目の前の一つ一つの問題解決です。大手と中小企業で、やっていることの難易度は変わらないと私は思います。
違うのはリソースです。大手には資金力があり、お金や人員配置にある程度の余力があります。だから、必要なことをきちんとアピールすれば、体制を整えてもらえるのです。
つまり、大手でやっていくために必要なのは、知識の量ではありません。
どんな場所に行っても、結局は人です。周囲の協力をいかに取り付けるか。そこにはちょっとしたコツがあるのですが、長くなるので、この話はいずれ別の記事でじっくり書きます。
ひとつだけ言えるのは、知識があるとかないとか、それは問題ではないということです。
まとめ:入社前の不安と、実際のところ
| 入社前の不安 | 実際のところ |
|---|---|
| ついていけるか | 1周回るまで分からなくて当たり前。1年で慣れる |
| 求められる成果を出せるか | 半年目が山場。抱え込まず「できない」と伝えていい |
| 大手は大変そう | 大変。ただし成長に直結する大変さ |
| 知識が足りない | 知識の量は問題ではない |
不安の正体は「知らないこと」です。そして、それは時間が解決してくれます。あなたに必要なのは、完璧な準備ではなく、飛び込む勇気と、困ったときに打ち明けられる素直さです。
ちなみに——期待値が高い中途入社ならではの「お手並み拝見」の空気をどう乗り切ったかは、別の記事で書いています。合わせて読んでみてください。
不安を減らす一番の方法は「事前に中を知る」こと
私の場合、入社前にエージェントから職場の雰囲気や働き方の情報をもらえていたことが、心の準備に大いに役立ちました。求人票には載らない情報こそ、不安を減らしてくれます。
転職先の実情を知りたいなら、その会社への紹介実績があるプロに聞くのが近道です。相談は無料です。
動き出すことで、見える景色は必ず変わる。